『 ご だ ん 』
『ごだん』とは、広辞苑によると『後段』と書き、江戸時代、饗応の時に
飯の後に、ほかの飲食物を出したこと。とあり、デザートのように出されたものが、慶事、仏事の引き出物として現在に至ったものと思われます。
和菓子の命は「あんこ」です。それは、日本の食文化の中にあって、味噌、醤油等と共に無くてはならない癒しの味です。そのあんこの味が一番良くわかるのが『ごだん』です。
昭和ひとけた以前にお生まれの方々から聞くと、甘い物が貴重な当時、一家の代表が葬儀やお年忌から帰って来るのを、家族みんなで待っていて、引き出物として頂いて来た『ごだん』を等分して楽しんだと聞いております。
ところが、 それほど引き出物の“王者”として長いこと君臨していた『ごだん』も、甘いものが遠ざけられる時代になり、いつしか姿を消していました。
和菓子の最高級品も、最早これまでか?何故、こんなにもいい菓子なのに、受け入れられなくなったのか。。。。。。。
形にとらわれ,大きさにとらわれ、菓子の偉大さにとらわれ続けた結果、時代に取り残されてしまったのではないのか.
であるなら、事は簡単!!!
“家族構成”。“甘さ具合”。“形”。この3点を修正して再登場させました。
とは、言っても甘さが≪美味さ≫の商品は、ある程度の甘さは必要です。
そこで、餡を、グラニュー糖で練り上げ、隠し味の≪塩≫を抜くことにより、より良い、より新しい、今に受け入れられるアッサリ味としました。形も横長の羊羹と、練り切り,せっぺいが入り価格も2000円以上でしたが、少人数の家族には大きすぎる為、品数は変えずプチサイズごだんとして、価格は,1000円からとしました。
また、羊羹に埋め込む家紋も、 私の曽祖父から、百余年、代々受け継いで来た『木型』でつくりますが、それも百を超える数となって、かなりのお宅のご要望にもお応えしてまいりました。 家紋は型紙での刷り込みと、埋め込みでは、出来栄えの値打ちで大いに差がつくものです。これも当店の、財産であると共に、木型職人の芸術です。
故人を偲びながらの、お茶のひとときに、『ごだん』をお役立ていただければれば幸いです。
店主
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家紋の木型 創業当時から昭和40年頃までに揃えられた木型の数は100を超えるほどになり現在も大切に使っております。 静岡市を中心に商いをしていましたのでエリア内での家紋は、ほとんど揃っており、お断りする事は稀です。 |
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プチサイズごだん その1 9月から11月までの柄です。 価格は1400円 数量は8折から 注文は、7日前までに! 折り数は他のお客様の受注がある場合 もありますので御問い合わせ下さい。 |
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プチサイズごだん その3 木型の無い時には羊羹に紋を刷り込みます。 |
![]() ![]() 紋は紺屋さんで使われる紙を彫刻刀で彫ります。 羊羹に型紙を置き白餡を刷り込み紙を取ります。 細かい紋は餡が通りませんので下のような蓮の葉の柄にさせていただきます。 |
椿は、11月から1月の柄です。 注文は、7日前までに! |
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慶事祝ごだん 七五三の御返礼、喜寿、米寿,等の 慶事のご返礼に鶴、亀をデザインしました。 1折 2000円と2200円 5折からお受け致します。 注文は、7日前までに! |
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昔ながらのごだん 懐かしいごだんのスタイルですが、五寸角(タテヨコ15cm) の今までに無いサイズです。 2〜3人家族でしたら2度ほどはお楽しみ頂けるかと思います。 1折2000円と2200円です。 5折からお受け致します。 。せっぺいは蝶です。3月から5月のデザインです。 注文は、7日前までに! |
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慶事用のプチごだん せっぺいで鶴をかたどりました。 練り切りは、亀の甲羅に波のしぶきを表現 しました。 『七、五、三』。『成人祝い』。『長寿祝い』等、 にお使いいただけます。 1折1700円。8折からお受けいたします。 注文は、7日前までに! |
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寿羊羹 羊羹にピンクの練りきりを乗せ千筋模様に、松葉と、寿で、長寿のデザインとしました。 1600円です。8折からお受けいたします。 敬老の日の一品にいかがですか。 注文は、7日前までに! |
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白飯 白飯と付け合せていただくことも出来ます。 1570円の白飯です。(15cm角折) |
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慶事祝ごだん 6寸、6寸5分角の杉の折に入ります 昔ながらのサイズです。 5折からお受けいたします。 1折2200円、、6寸角 2800円、、 6寸5分角 3200円、、 6寸5分角 |
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家紋の無いときは、蓮の葉の デザインを羊羹に刷り込みます。 2000円と2200円 |
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